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両耳につけなければいけないの?
両耳に装用するメリットは様々ありますが、価格が高くなってしまうのが問題です。

両耳装用のメリットは

●音の方向感が得られ、安心感がある
両耳で聞いているとき、右耳と左耳の音の大きさの違いや、聞こえてくるタイミングのずれを判断して、方向感をつかんでいます。 周囲の状況が把握できることで、安心感も生まれます。

●音が大きくなって感じられる
片耳の場合と比較して、両耳で聞くと会話音の大きさで6デシベル(テレビのボリュームで2〜3つ分)アップすると言われております。 両耳加算効果とも言われ、その分補聴器のボリュームを下げることも出来て、耳に対する負担を軽くする事にもつながります。

●言葉の理解があがる
特に雑音の多い環境では、片耳と両耳の聞き取りには差があります。カクテルパーティー効果と呼ばれ、騒がしい環境の中で特定の人の 声を聞き取ることができるのも、両耳から音が入っているからです。両耳から音が入ったほうが言葉の了解度が上がるという脳の働きも あるそうです。

●非装用耳の聴力低下を防ぐ
欧米では片耳だけに補聴器をつけるときには、誓約書をとって、費用を含め様々な理由で両耳につけないことで起こる問題を本人の責任としています。 補聴器をつけていない方の耳は聴力は悪くなりませんが言葉の理解が悪くなる場合が知られています。神経や脳の問題のようであり、 一度悪くなってからでは回復しないため、両方につけることがそれを防ぐ一つの方法です。

両耳装用のデメリット

●価格が高くなる
メーカーによっては両耳で注文すると、セット価格になり割安になるところもあり、単純に2倍になるわけではありませんが、 高くなるのは間違いありません。

●電池も手間も不快感も2倍
補聴器をつけること自体にストレスを感じる方も多く、電池の消費も2倍になり、様々な手間が全て2倍になります。 ほとんどのことが2倍になるのに、聞こえだけは2倍にはなりません。